西の東屋
2019年

Developers.IO CAFEにお邪魔してきましたレポート

丁度用事があったので、オープンしたばかりの完全キャッシュレス、レジレス、ウォークスルー体験、来店前オーダーが可能なDevelopers.IO CAFEにお邪魔してきました!

記憶が新鮮なうちにメモを残しておきたいと思います。ご注意なのですが、これは2019年2月22日現在の状態に関するメモで、アプリも店舗オペレーションも爆速で進化していますので、最新の状態とは大きく異なっているであろうことを前提に見てください。実際いくつかの質問・突っ込みについては、「次のアプリアップデートで入ります!審査が追いつかなくてw」by 横田さんとのことでした。アップルの審査も振り切るレベルの爆速アップデートっぷりです(^_^;)

Cafe体験は来店前から始まります

地下鉄日比谷線 秋葉原駅の5番出口を出ると、川向うに見えるのがDevelopers.IO CAFEです。書泉ブックタワーの裏ぐらい、といえば分かりやすい感じでしょうか。

お店が目に入ったら、モバイルオーダー・キャッシュレス体験の始まりです。実はいまのバージョンだとその前から、極端な話沖縄に居る時点で注文も出来てしまうのですがw

予めインストールしておいたアプリを起動して、メニューから注文をします。クレジットカード番号も、今は事前に登録しておく必要があります(ですが、次のバージョンでApple Payに対応したとお伺いしましたので、いまの最新バージョンでは不要かもしれません)。この辺りの操作は、迷うところはありません。

今は期間限定で100円引きクーポンがありますので、少しお得にお茶を飲めます(^^)

注文が終えると、以下のように番号とステータスが振られます。この時点で決済も完了しています。

ということで注文も無事出来ましたので、お店に向かいます。

橋の上から注文を終えて、テクテク歩くと5分もかかりません、店舗に到着です。外から見ると、一見普通のカフェです。閉店約30分前の17時半過ぎに到着したのですが、約8割位のテーブルの埋まり具合でした。盛況です!

店長!の横田さんがいらっしゃったので、一通り説明して頂いちゃいました。お忙しいのにありがとうございました!

お話しをお伺いしているうちにプッシュ通知が飛んできまして、と同時に店内でも「135番のかた!」と呼び出されます。なるほどいいタイミングです。

続いてウォークスルー決済を試してみます。同じアプリからIDを入り口でかざして入店、アイテム(お菓子など)をピックアップ、特定のエリア(本来は店舗自体から出る、など)から出ると決済完了、という流れです。

いまの仕組みではシンプルに、アイテムごとはかりに乗っている状態で、その重量変化量を測定して商品の出入りを決定しているとのこと。重量センサーと連動したラズベリーパイが所狭しと並んでいました(写真撮り忘れた(^_^;)

この状態のままだと、勿論複数人が同時にアイテムを取ろうとするとどちらのユーザーのカートに入ったかは識別できないので、その辺りは今後様々工夫してアップデートを考えているとのことでした。

技術的な諸々

さて、2大目玉体験をしたあとは、ゆっくりお茶を飲みながら(次の登壇資料を書きながら(^_^;)周囲を観察をしてみます。

まず店内ですが、数え忘れましたがおそらく35席弱、卓の使われ方は平均的で約60–70%位、閉店間際の段階で注文番号が140–150番台だったように記憶していますので、この番号が1から連番であれば約4回転しているということになります。お店に入らないでピックアップだけしていくお客さんもいるかと思いますが、日中だけの営業時間というハンデを考えても、平均以上に優秀な稼働率かと思います(あの場所での坪単価などは計算除外(^_^;)。

客層としては、もちろん今は自分のような関係者の視察(なのか冷やかしなのかw)のような風貌の人が多かったですが、それに混じって普通のお客さんが、普通に打ち合わせで使っているような印象も受けました。オープンして数カ月経ったあとどうなってるかが注目ですね!

店内ではパブリックWiFiも提供されていました。何故かこの案内だけは紙ベース(チラシ代わりだったのかも?)だけだったので、アプリに出るか、店内のステータスモニターに出ていてもいいのかな?と少し思いました。紙だと勿体無いので、頂いて設定したあと、退店時にそっとお返ししておきました(^_^;)

店内のステータスモニタの様子。このあともう少し番号が進んでいたような気がするけど覚えてない(^_^;)店内のステータスモニタの様子。このあともう少し番号が進んでいたような気がするけど覚えてない(^_^;)

モバイルオーダー体験はほぼ完璧

事前に決済手段(クレジットカード)を握っておいて先に決済をしておいて、後で来店時に商品を受け取るモバイルオーダーは、現時点でもほぼ完璧な顧客体験を得られます。いくつか気になった些細な点(カード登録時点でどのカードブランドが登録できるのか分からないとか、どこにいても注文できるのか、など)は、今後のバージョンアップでGPSと連動して制御されるようになっていくとのことでしたので(もしかしたら今日のバージョンアップでもう出来てるかもしれない!)、どんどん気にならなくなると思います。

お金と根性のあるそこのあなた、Luckin Coffeeのようなスタートアップを「いますぐ、日本で」始めることが出来ますよ!

レシートを確認すると、バックエンドにはStripeを利用していることが分かります。登録できるクレジットカードブランドについてはVisa/Master/Amexに加え、実は既にJCBにも対応しています。いいですね!

ウォークスルー決済は絶賛進化中

ウォークスルー決済については、ベース部分は完璧に動作していて、素晴らしい体験を提供できる状態なものの、細部はどんどん向上させていく余地がありそうでした。

例えば、入り口で入店判断をするQRコードリーダーも、かざす距離感に少しコツが要ります(iPad?のカメラで読んでるせい)。飛行機に乗る時の勢いで、自分のQRコードを近づけすぎると失敗します(笑)。

ちなみにこの自分のIDを表すQRコードは、一定時間で更新されているようですので、うっかり自分のQRコード写真をブログにアップするようなポカをやらかしたとしても、ザクザクみんなに決済されてしまう、などという事故は起こらないように配慮されているようです。この考え方は色々なことに応用できますね。

商品出入りの要を担う重量センサーとラズベリーパイの組み合わせは、「みんなではんだごてで作りましたよ!」とのことで、手作り感満載です!でもいいんです、ちゃんとやりたいことに対して反応して、動いてるので!!!苦心の作を写真に撮り忘れたのが心残りです。

商品のカゴごとに重量センサーが付いているので、例えばある商品を他の商品かごに入れちゃうと、重量が狂うので駄目です、と教えていただきました。事前に思っていた重量センサーの使い方とちょっと違ったので、なるほど!と感心することしきり。

「陳列でより【自然に】見せるテクがいるんですよね〜」と横田さん「陳列でより【自然に】見せるテクがいるんですよね〜」と横田さん

アナログなセンサー情報を元に、エッジでも状況判定しつつ、クラウド側にデータを上げて諸々の状態遷移を判定するか、というところがミソのようです!(一端を聞いてしまいましたが、この辺のディープなところは企業秘密ですねw

全てを汎用的な機材でまかなっているにも関わらず、想定の範囲内では全てがきっちり動作している様子を見るのは、小気味いいものです。

また、センサーなどの物理側と、クラウド側とで連動して動いているのも、今風でいいですよね(とはいえエッジ側でも相当頑張ってる感はありました)。なるほどネットワークを安定稼働させるのも、もう一つのキーになりそうです。

実はこの汎用機材を使っているという点も、ここから基板をおこす予定とのことでしたので、いまはこれでも全然問題ありません。この辺はスケールは違えど、@mgwsuzukiさんのようなプロが採られてる手法・ステップと同じなので、安定稼働に向けて期待大ですね。

文字通りの実験場で何を見つける?

十分に発達した科学は魔術と見分けがつかない(by アーサー・C・クラーク)ので、エンジニアである我々は魔法使いなわけですが、その中でもぶっ飛んだ集団のひとつであるクラスメソッドさんの実験場たるDevelopers.IO CAFEは、最高の遊び場のひとつと言えます。さて、ここから何を学ぶべきか?というのがそれぞれの来店者に課せられた使命かと思います。

いや、別に普通にコーヒー買って飲むだけでもいいんですけどw

前述した通りモバイルオーダーは現時点の技術でもほぼ完璧ですので、やる気があればLuckin Coffeeでもなんでも、すぐに適用できるレベルです。キャッシュレスで店舗に現金がなく、毎日の締めも不要(と言うか自動)なので同じように物販に展開してもいいし、サービス系にも展開しやすいと思います。待たされることが義務かのようなあの業種やあの業態に適用されたら、さぞ顧客体験が良くなるだろうに…。

ウォークスルー決済については、少し改善の余地はありますが、来場管理の部分だけ応用するとか、それだけでも随分応用できそうな業務業態がいっぱいありそうです。将来が楽しみですね。

いまの職業や関わっている業界がどのようなものであれ、距離的にもAmazon Goよりだいぶ近いので、一度行ってみることをオススメします!

閉店すると店内のモニターも表示形式が変わります。お疲れ様でした!閉店すると店内のモニターも表示形式が変わります。お疲れ様でした!